暖房は何度から入れるべき?赤ちゃんの最適の温度とは?
これから寒くなる季節、暖房はかかせません。
でも、まだ生まれて間もない赤ちゃんには、どのくらいの温度で、またどんな暖房器具が安全なのかやっぱり、心配になりますよね。
・暖房は何度から
・赤ちゃんの最適の温度
こちらの疑問について説明していきます。
暖房の設定温度は赤ちゃんどれくらいが最適?
赤ちゃんは、体温調節機能が未熟で、気温に合わせて体温も上下してしまいます。
新陳代謝も活発な赤ちゃんにとって、大人の快適な温度は、暑い可能性もあります。
赤ちゃんが冬の室内で快適に過ごせる温度は、20~23度。湿度は40~60パーセント程度。
湿度が低すぎると、ウィルスの活動が活発になり、目、のど、皮膚が乾燥して免疫力も下がり、感染症にかかりやすくなるので、この範囲をめどにこまめに、温度調整や着ている服装の調節をしてあげましょう。
赤ちゃんは生まれてすぐから、3ヶ月くらいまではほとんど眠ってばかりですが、でも時おり上に掛けているものをほんの少し動かしたり、少しづつ移動していることもあります。
くれぐれも暖房器具のそばには寝かさないようにして、暖房器具には、ベビーガードの設置をお忘れなく。
また、暖房器具による乾燥が心配なときには、加湿器の使用も考えてみましょう。
逆に、湿度が60パーセントを超えると、部屋や寝具にカビやダニが発生しやすくなります。
温度と湿度には、赤ちゃんの様子を見ながら、細心の注意を払いましょう。
赤ちゃんのいるご家庭で要注意の暖房器具
表面温度が高温になるもの。排気が出て一酸化炭素中毒の心配のあるもの。
石油ストーブ・ガスストーブ・ファンヒーター・ハロゲンヒーター・セラミックヒーター・電気ストーブなどは、あやまって赤ちゃんが触ってしまう危険性があるので、使用する場合は、ベビーガードを、設置して万全の対策を忘れないようにしましょう。
また、触っても熱くないタイプの暖房器具でも、誤って赤ちゃんが触れて、倒れてしまう危険性もありますので、転倒時に自動停止機能のあるものを選びましょう。
赤ちゃんも大きくなってくると、大人のすることをよく見ていて、真似をして暖房器具のスイッチを入れたり、切ったりすることがあります。
そんなときのためにも、チャイルドロック機能が付いているか確認しましょう。
また、赤ちゃんは夜だけでなく昼も寝たり起きたりすることが多いので、できたら、暖房器具は静穏設計されたものをおすすめします。
赤ちゃんのいるご家庭におすすめの暖房器具
*エアコン
部屋全体を暖めて、部屋の空気を汚しません。
空気清浄機能やお掃除機能が付いたエアコンだと、お手入れ方法も楽です。
また、省エネ仕様だと電気料金も節約できます。
ただ空気が乾燥しますので、加湿器を使うなどの対策は必要となります。
エアコンはスイッチを入れてもすぐに暖かくはならないので、朝は早めにタイマーをセットして、赤ちゃんが起きだす頃には暖かく過ごせる工夫をしましょう。
*床暖房・ホットカーペット
床全体を暖める床暖房と、カーペットの敷いている所だけ暖めるホットカーペットがあります。
どちらも安全性が高くて、部屋の空気を汚す心配もないので、扱いやすいものですが、どちらも一ヶ所に長くいると、低温やけどの恐れがあります。
そのために、床暖房対応のラグ・カーペットの使用がおすすめです。
ただし、床暖房によっては、ラグ・カーペットの使用を推奨していない場合もありますので、よく確かめてからの使用をおすすめします。
くれぐれも、安全面からも床暖房非対応のラグ・カーペットは、避けてください。
また、床暖房を長時間使っていると、空気が乾燥して脱水症状を引き起こすこともありますので、特に、赤ちゃんには気をつけてあげてください。
*オイルヒーター
オイルヒーターは空気も汚さず、表面がやけどをするほどの高温にもならないので、赤ちゃんのいるご家庭にはおすすめです。
ただ、やはり長時間触り続けると危険ですので、その点はご注意ください。
もう一つ、オイルヒーターは電気料金が高くつくので、省エネタイプのものがおすすめです。
赤ちゃんが冬寝るとき暖房はかけるべき?
赤ちゃんの平熱は、大人に比べて高いので、大人にとって快適な温度は、赤ちゃんにとっては暑く感じられます。
赤ちゃんが暑がっているのか、寒がっているのかの簡単な判断のしかたは、赤ちゃんが背中に汗をかいているときは、ちょっと暑すぎます。
泣き止まなくて、手足が冷たいときは、ちょっと寒すぎます。
うつ伏せで寝ていて手足が丸まっているときは、寒いときです。
これらの状態になったときは、すぐに対応しましょう。
背中に汗をかいたときは、すぐに服を着替えさせましょう。
寝る前に背中にタオルを入れておき、汗をかいたらタオルだけ抜き取るのも、服を着替えさせて、ぐっすり眠っている赤ちゃんを起こすことがなくておすすめです。
赤ちゃんが寒がっているときは、寝る前に湯たんぽを使うのもおすすめします。
ただし、お布団が暖まったら、取りだしましょう。
その他、スリーパーを着せるのも一つの方法です。
寒すぎるときは、エアコンをつけて部屋全体を暖めます。
部屋が暖かくなったら、暖房は消しましょう。
夜間、暖房を消したほうがいいのは、部屋の温度が低いほうが深い眠りに入りやすく、ぐっすり眠ることができるからです。
まとめ
赤ちゃんが快適に過ごせる暖房の設定温度と注意事項、おすすめの暖房器具について書きました。
赤ちゃんが快適で動きやすい服装の工夫をしたり、こまめに温度調節をして、冬を気持ちよく過ごせるようにしたいですね。